研究テーマ4
人工林施業
近年人工林の皆伐が控えられ、結果的に標準伐期齢を超えて高齢化が進行しています。また、伐期を150 年ないしは200 年に設定して大径木生産をめざす超長伐期施業も模索されています。高齢人工林を適切に管理する育林技術体系を確立するためには、その基礎として高齢人工林の成長特性を明らかにすることが重要です。高齢期に入ってから強度間伐が実施されたスギ人工林について、間伐後の成長特性について解析しました。その林分で下木植栽して造成された複層林で起こった冠雪害において、形状比および上木樹冠との位置関係の影響について解析しました。また、薬剤を用いてスギコンテナ苗の苗高成長を抑制する育苗技術について検討しました。