研究テーマ4

人工林施業

 近年人工林の皆伐が控えられ、結果的に標準伐期齢を超えて高齢化が進行しています。また、伐期を150 年ないしは200 年に設定して大径木生産をめざす超長伐期施業も模索されています。高齢人工林を適切に管理する育林技術体系を確立するためには、その基礎として高齢人工林の成長特性を明らかにすることが重要です。高齢期に入ってから強度間伐が実施されたスギ人工林について、間伐後の成長特性について解析しました。その林分で下木植栽して造成された複層林で起こった冠雪害において、形状比および上木樹冠との位置関係の影響について解析しました。また、薬剤を用いてスギコンテナ苗の苗高成長を抑制する育苗技術について検討しました。


研究成果

  1. 杉田久志・岡山侑子・斎藤真己(2023)薬剤を用いた無花粉スギコンテナ苗の苗高成長を抑える育苗方法.富山県農林水産総合技術センター森林研究所研究報告 15: 1-11. pdf

  2. 杉田 久志・梶本 卓也・福島 成樹・高橋 利彦・吉田 茂二郎(2017)強度間伐が行われたスギ高齢人工林における林分および個体の成長.森林総合研究所研究報告 16: 225-238. pdf

  3. 杉田久志・高橋利彦・斎藤 誠・濱道寿幸・藤田泰崇(2014)スギ−スギ複層林で発生した下木の冠雪害被害に対する形状比および上木樹冠との位置関係の影響.日本森林学会誌 96: 6-11.  pdf

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